日ごろよりご愛顧を賜り誠にありがとうございます。
昨今、「不当表示」、「異物混入」など、食品に対する様々なニュースがマスコミで取り上げられ、食品業界への不信感、食品への不安が社会に広まっています。購入した食品が、本当に安心して食べられるものなのか、気にされている方も多いのではないでしょうか。
食物は元来、食べて血肉となる生命の源であり、「医食同源」という言葉の通り日々の健康の糧となるものです。当然ながら、安心して口にできるものであり、人々の健康に役立つものでなければなりません。そう思うからこそ、当社は、貴重な自然の恵みであるミツバチ産品について、天然素材の鮮度や栄養成分を大切に守り、有用性や安全性を追求した製品をつくり、皆様にお届けするために、できる限りの努力をしてきました。最近の一連の報道を聞くと、企業が経済的効率を追求するあまり、食する人の健康への配慮や、食となる生命への感謝といった、人として持つべき心や自然に対する敬意の念を忘れてしまっているように思われるのです。
そもそも当社の製品づくりの原点は、創業者である私の父(現会長)が、昭和35年、先天性の心臓疾患を持って生まれてきた娘(私の妹)の健康回復を願って、ローヤルゼリーの生産を始めたことにあります。わが娘のために、当時、少ない文献を頼りに独学で研究し、試行錯誤しながら、自分が飼育しているミツバチからローヤルゼリーの生産に成功したのです。ローヤルゼリーのおかげか、娘は14歳までなんとか無事に育ちましたが、残念ながら手術の失敗により、命を失ってしまいました。父は、その死に報いるためにも、健康を取り戻したいと願う世の中の人の役に立とうと、養蜂と健康食品の開発に一層力を注ぐようになったのです。
その後、今日に至るまで、創業者の志を受け継ぎ、お客様に対して、家族の健康を守るのと同じ心を持ち続けて企業活動に取り組んでまいりました。「自分の家族に食べさせたい」と思える製品をつくるということは当たり前であり、「かけがえのない一人の人のために」という思いは変わりません。
「かけがえのない一人の人」の健康を願うからこそ、品質の管理が特に重要となります。自然の産物であるミツバチ産品は、非常にデリケートな素材であり、その管理には細心の注意が必要です。また、ローヤルゼリー、プロポリス、蜂蜜、ミツロウなど素材の種類によって管理方法は様々です。当社は、ミツバチ産品を人の健康に最大限に役立てるべく、養蜂家の人選、自然環境の調査、成分分析、温度管理など、生産から製造にいたるまで、一貫した考えのもと、素材の特性に応じて最善と思われる品質管理を行ってきました。国内はもちろん、海外の提携養蜂場においても、同じ志を持ち、信頼できる養蜂家たちに対して、当社の品質管理技術者が、養蜂・生産・輸送・保管について直接指導を行うなど、当社独自の厳しい基準に基づき、品質を追求しています。また、農薬や抗生物質についても、養蜂家への指導はもちろん、自社研究機関「みつばち健康科学研究所」にて国内有数の性能を持つ分析機器での検査を実施。さらに公的機関、専門の分析機関で原料を検査するなど、幾度にもわたる検査の結果、安全性が確認・実証されたものを使用しています。そして、いつ、どこで、だれがどのようにつくったのかがわかるようトレーサビリティ(生産地・生産者・生産物の照合)も徹底。創業以来、長年、養蜂業に携わってきた生産者としての経験と、科学的技術を駆使して、自信を持って製品をお届けしてきたのです。
「自然の恵みの価値を最大限に生かし、常に最上のものを皆様にお届けしたい」――国内産、海外産に関わらず、当社の「品質」に込める思いに変わりはありません。国内産であろうが、アジア産であろうが、ヨーロッパ産であろうが、厳しい山田養蜂場基準をクリアしたものだけが「山田養蜂場のミツバチ産品」なのです。
「食は命」――これからもこのことを忘れることなく、「一人の人の健康」を願い、技術向上と管理体制の強化に努めてまいります。 |