

ハーブの新芽を
かじり取るミツバチ
プロポリスは桂皮酸誘導体(アルテピリンC、P-クマル酸など)、フラボノイドをはじめ、各種ビタミン類、ミネラルなどの有用成分を含んでおり人間の健康維持に役立つことが知られています。
植物に含まれる色素の一種であるフラボノイドは、植物が紫外線から身を守るために不可欠な成分として注目されています。
さらに、山田養蜂場が厳選しているブラジル産プロポリスには、ヨーロッパや中国で採取されたものにはあまり含まれていないアルテピリンCをはじめとする桂皮酸誘導体が豊富に含まれています。これらの成分には、フラボノイドにも匹敵するさまざまな有用性が明らかになりつつあります。また、精油成分のひとつであるテルペノイドについても有用性が報告されており、プロポリスにはその多様な成分に関する単独および複合的な健康価値が高く評価・期待されています。
- 主成分
- ・アルテピリンC ・p-クマル酸 ・フラボノイド ・クロロゲン酸
・4-カフェオイルキナ酸 ・テルペノイド
- ミネラル類:健康に不可欠な栄養素
- ・マグネシウム ・マンガン ・カルシウム ・鉄 ・銅 ・亜鉛
- ビタミン:体調を整える栄養素
- ・ビタミンB1 ・ビタミンB2 ・ビタミンE ・ナイアシン ・葉酸

研究が進むプロポリス
「清潔な空の巣箱をミツバチに与えると、彼らはあらゆる種類の花の汁液やヤナギ、ニレなどのようなヤニを出す樹木から出る“涙”を取ってきて巣づくりをする」――ギリシャの哲学者アリストテレス(B.C.384〜B.C.322)は『動物誌』の中で、プロポリスについてこう述べています。プロポリスの歴史は古く、昔から人々の健康のために使われてきました。また、他の用途として、イタリアの著名なバイオリン製作者ストラディバリがバイオリンの共鳴を向上させるためにプロポリスを混ぜたニスを使った話もよく知られています。
日本では1985年10月に名古屋で開催された国際養蜂会議でプロポリスの働きが紹介されたのを契機に研究が急速に進展しました。国際養蜂会議で紹介されたプロポリスの研究や情報は、日本の養蜂関係者ばかりでなく、研究者や一般の人々にも高い関心を呼び、プロポリスブームのきっかけとなりました。現在では、さまざまな研究機関でプロポリスの機能について研究がおこなわれ、プロポリスの解明が急速に進んでいます。

プロポリスで
巣を外敵から守る
プロポリスの語源は、ラテン語のpro(プロ=前、正面)とギリシャ語のpolis(ポリス=都市)に由来します。これはミツバチの巣を都市に見立てて、その前で「敵の侵入を防ぐ城壁」を意味しています。プロポリスは、その意味のとおり巣を守る役割を担っています。ミツバチはこのプロポリスを巣の出入り口や巣枠、巣箱の隙間、巣穴の壁などに塗り付けることによって、雨風や冷気を防ぐだけでなく、外敵の侵入を防ぎ、巣や自らの体を守っています。
プロポリスは、ミツバチの巣の中を清潔に保ち、巣を守る、大切な補強材なのです。ハチヤニとも呼ばれるプロポリスの原料は、さまざまな植物の新芽、樹脂から成り、花粉やミツバチの分泌物である唾液や蜜ろうなども含まれています。樹脂には、本来、植物の芽を保護したり、傷んだ幹を再生するなどの作用があり、ミツバチは本能的にこの力を利用しているのです。